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カーク・ダグラス、奇跡の一生

私の最も好きな俳優の1人だったカーク・ダグラスは103歳で他界しました。偉大な俳優だけでなく、プロヂューサー、映画監督、また文学作家でもありました。多言語ができ、通訳無しでフランスの文学のテレビ番組に参加することもありました。成功多い人生でした。

しかし、カーク・ダグラスの人生は、元々奇跡が生じたものでもあったと忘れてはいけません。両親はロシア帝国(現ベラルス共和国)から第二次世界大戦前にアメリカへ移民したました。当時、ロシア帝政は政策も失敗等を隠すために、ユダヤ人に責任を負わせようとし、虐殺を先導していたため(いわゆる「ポグロム」)、大勢のユダヤ人は西ヨーロッパやアメリカへ移民していました。また、第二次世界大戦中、独軍が占領した地域の中でユダヤ人の殆どが虐殺されました。そした、1924年以降アメリカ政府は東ヨーロッパからの移民を強く牽制しました。つまり、1924年以前両親がアメリカへ移民した結果、カーク・ダグラスは安全なニューヨークで生まれ、俳優の人生を歩むことできたのです。


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